お客様のTTロードの整備に関する話です。
ブルホーンハンドルをマビックのものからデダのローライダーに代えてほしいという依頼です。
トラックレーサーにデダを使っているのでロードも同じハンドルにしたいということでした。
そのまま交換というわけにはいきません。
マビックはグリップ部がまっすぐですがデダは先端が持ち上がっているのでそのままではブレーキレバーが不自然な位置になります。
手前がマビック、奥がデダです。
「切ってください」ということですが曲がっている部分をうまく切るのは意外に難しいです。アヘッドコンバーターを使って固定して慎重に切ります。
ワイヤー穴からの距離がピタリ同じになるようにうまく切れました。切った後のグリップ部が短いということもありません。
ハンドルを交換すればブレーキワイヤーもやり直しになります。トップチューブ前方からフレーム内に入るワイヤー類はBB部のリード小物までフルアウターになっていました。このタイプが最も整備性がいいです。
ついでにFメカの取り付け角度を直しました。羽根の後部とギア板の間隔が広すぎるので狭くしておきました。
画像は修正前の広い状態。