ダブルクロスの効用の一番はスポークの寿命を伸ばすことだと思います。ただしこの効用が得られるのはフランジの形状スポーク本数交差数などの条件が限られるようです。
ホイール全体の剛性を上げる効果もあるように思います。
もう一つ、空気抵抗軽減効果もわずかながらありそうです。
画像はスモールハブ36H4交差でのダブルクロスです。私はこの組み合わせではダブルクロスをお勧めしません。むしろダブルクロスにしないよう理由を話して進言しますが、そのうえで依頼されればこの組みかたもいたします。
依頼主の目的の一つは空気抵抗軽減のようです。フランジ付近のスポークの様子を見ると確かに前面投影面積は小さくなています。パーツ選択肢の非常に少ないNJSパーツでの車輪組の工夫です。