チネリのR1とかレコードステムとか呼ばれるステムのハンドル固定力について。普通は固定力が不足することはないかもしれませんが私のハードな使用では不安があったという、レアケースかもしれないお話とそれに対する奇異な対策例です。
レコードステムをかつてロードレーサーに組み込んで使っていました。レースにもしばらくの期間、問題なく使っていました。ですが、あるとき練習中大きめな路面の段差を身構えることなく通過するときハンドルが動いてしまいました。それ以降増し締めを繰り返してもほんのたまに動いてしまうようになりました。不安を排除できないパーツをレースに使用することはできずステムを他のものに交換しました。
一度は使用を中止したパーツですが、いまはシビアに使用することもなくなり、とても格好の良いレコードステムを再度使用を試みたのが2019-05-22のブログ
でした。
ステムに対するバーの位置(オクリシャクリ加減)を突き詰めるため走行を繰り返し、今後変更の余地はないであろうとなって、補助ピンで固定してしまいました。
補助ピンをアルミシールテープで隠すことも考えましたが、クラックを見つけることが遅れてはならないので、しませんでした。
これで気兼ねなくカッコいいステムで思い切り走れます。もちろんステム、バーの寿命短縮は自己責任を心得ています。