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Channel: サイタロウの自転車日記
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カーボンホイールのこといろいろ

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自分用にカーボンホイールを組み、練習に使い始めました。そのことをいろいろ書いてみます。

まず以前に組んだカーボンホイールのこと。

https://ameblo.jp/amekazeyukiarare/entry-12092981168.html

シクロクロスのレースとヒルクライムのレースに何度か使いました。特に難点を感じることはなく、軽量で非常に良いホイールでした。ですがヒルクライムのレース後の下り坂で高速になると前輪の剛性不足を感じました。マスドロードにはもう少し剛性が必要と感じました。体重70㎏の私には14-16番で20本のスポーク、ハイト24mmで270gのリムではマスドロードに充分な剛性が得られなかったのだと思います。

そのことに対する改善が今回のホイール組の主眼でした。

マスドロード用として十分な剛性のありそうなリムとして、メカニコの KT35-23 を選んでみました。メカニコHPの重量300g実測重量290gでした。WASP仕上げリムが蛇柄のようでカッコいいです。

後ホイールは前回作ったものがシクロクロスにもヒルクライムにも実際に使用して不満はなく、マスドロードでも不満なく使えるように思えていたのですが、バイテックスのハブに興味があり、それを使ってみたいために後輪も新たに組むことにしました。バイテックスの特徴は。

https://ameblo.jp/amekazeyukiarare/entry-12304734005.html

に書きました。特に食い込み対策の3本の補強板に興味がありました。

そんな観点で選んだパーツ構成
前輪 KT35-23 WASP仕上げ BITEX RAF10 20H ホシ14番プレーン アサヒアルミニップル。
後輪 KT45-23 WASP仕上げメカニコHPの重量350g実測重量356g BITEX RAR9 24H ホシ14-15番 アサヒアルミニップル。
例によって総重量にはあまり興味がなく、重量を計測せずにタイヤを装着してしまいました。似たような構成で組んだお客様のホイールが前後で1115gでしたので、これより前輪スポークで+約20g、後輪リムで+約60g、前後でおよそ1200gになっているはずです。

前ハブについて。こんな部分の軽量化に興味はなく、ほんとうは前回同様しっかりしたミケのハブを使いたかったのですが後ハブとセットということでBITEX RAF10にしました。よく見かける他社製とよく似た外見形状なので、性能も耐久性も問題ないのではないかと思っています。

穴ふりについて。KT45-23はオフセットリムではなく、ニップル穴も外見上の穴位置に穴ふりはないように見えました。ところが穴の向きはタンジェント組を前提にしたものであるばかりか、左右の規定もあるようでした。メカニコHPの穴ふりの説明画像はギア側反ギア側の規定があるとこを示すためにラベルまで写りこませたものかもしれません。

このことでスポークのネジ付近でのストレスは大幅に軽減するはずです。

アサヒアルミニップルについて。新たに準備するならDTを選びますが、たまたま買い置きがあったので使いました。以前ロード用に使ったとき全く問題なく、リムが先に寿命を迎えるまで使用した経験もあり信頼しています。

なじみを出すことについて。お客様に渡す場合すぐにレースに使えるように、再調整の必要性が少ないようにしっかりなじみを出します。今回の場合はすぐにレースに使う予定はないのであえてなじみ出しをしませんでした。練習に使用してじっくりと自然になじみを出し、再調整でよりよいホイールに仕上げていこうと思っています。再調整の時間的余裕があるならこうした方がよりよいホイールが出来上がるかもしれません。

続く(予定)。
 


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