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Channel: サイタロウの自転車日記
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ベローチェFDが付きました FD-DA001使用

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当初シュパプロ以外うまく取り付けできないと判断してカンパFDをあきらめようと思っていたのですが、ちょっとした加工で取り付けることができました。

取り付けたベローチェFDはバンド式でしたがカンパのスペアパーツFD-DA001を使用して直付け式にしました。本体とパンタアームのシルバーの色味が少々異なりますが気にしません。

  

この頃のカンパFDはノーマルクランク用とコンパクトクランク用で羽根の形が違いました。このベローチェはノーマルクランク用のほうで53Tのアウターギアとアールがあっています。カンパは08年モデルからノーマル、コンパクト兼用羽根になりましたが、兼用型よりも専用型を正しく使うほうが性能が良いはずだと思います。

当初うまく付かないと判断した理由。フレームのFD台座が前寄り過ぎだったのです。加工なしでは羽根が左向きでギア板と平行にならなかったのです。

加工の内容。取り付けねじを台座と干渉する部分だけ細く削りました。削ったのはねじの山だけで、谷以上は削らなかったのでねじ強度の低下は問題にならない範囲だと思います。

なぜシュパプロは加工なしで問題なく取り付けできたのか。シュパプロは本体側でも角度を調節できる構造だったのです。シュパプロは台座とFDの取り付け調整だけでは解消できない羽根の向きを、本体側でも調整できたのです。
FDの直付けが普及し始めたころ、取り付け位置や角度が確立されていなかったのだろうと思います。FD台座を矯めて修正する棒状の専用工具を使用するメカニックさんもいたものでした。

余談ですがFDの直付けが普及し始めたころは縦パイプの断裂が珍しいことではなかったように思います。バンド留め以上にパイプへ部分的な力がかかり、それに耐えるパイプ肉厚が必要ということが分かっていなかったのだと思います。わたしのフレームはしっかりパイプの厚い部分を使用してくれています。
最近のバックアッププレートを使用してまで強引に変速するシステムでもフレームや台座の破損が起きないのか心配になります。
 


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